住宅用太陽光発電の平均工事金額を比較しています。

いくら技術が進歩したといっても、まったく故障が起こらないということはありません。
もちろん、太陽光発電システムもそれに当てはまります。
しかし、どうして太陽光発電システムは故障するのでしょうか。
その理由の1つに、太陽光発電システムが屋外に設置されていることが挙げられます。
仮に室内に設置されていても何かしらの故障はあると思いますが、いつでも「屋外の設置=風雨にさらされた状態」になれば…太陽光発電システムの故障は容易に考えられると思います。
では、ここで太陽光発電システムの故障事例について触れてみたいと思います。

 

○太陽光発電システムの故障事例
・ホットスポットの発熱でのモジュール損傷/クラスタ内通電不良。
・配線不良による断線状態。
・バイパスダイオードの不良。
・モジュール内のハンダ付け不良。
・接続コネクタが抜けることによる断線状態。
・パワーコンディショナーの故障・不良。
・漏電に起因する発電不良。
・周囲の「樹木/電柱/建築物」の陰の影響によるもの。

 

このようにさまざまな故障事例がありますが、ここでは「ホットスポット現象」による故障事例を取り上げてみたいと思います。
ホットスポット現象とは、太陽電池の発電していない部分が発電する現象をいいます。
そしてホットスポット現象による故障事例は、おおまかに2つ考えられます。
○設置施工不良による故障
配線ミスやコネクタの抜けといった原因によって断熱状態になり、正常な発電量が得られなくなる故障。
また太陽電池を生産する過程で、発電しない部分が発電→破損個所が拡大する故障。
○外的要因
太陽光モジュールに「鳥の糞/落ち葉/砂塵」などが付着することによって、「一部分が陰になる→その部分が発熱」することで太陽光モジュールが故障。
もちろん太陽光発電メーカーは、いかに故障することなく長期に渡り安全性を続けることができるか、日々研究開発を行っています。
そしてそうした研究開発の結果、確実に太陽光発電システムの故障事例は減少しています。